BIBLIOGRAPHY & PROVENANCE
想像ではない歴史に基づく美を。
リニューアルオープン!商品は随時掲載していきます。
Greek Pinched rim Oil lamp
¥38,500
ギリシャやキプロスなど地中海沿岸で製造されていた古代の開放型オイルランプ。 摘み縁(pinched rim)とか三角帽(cocked-hat)と呼ばれる形状です。ソーサー型と言っている例もあり、年代によって、微妙に形状が変化していきます。このオイルランプは紀元前4~2世紀頃。 まだ閉鎖型のランプが流行する前で、普通の皿では火は面で広がってしまいますが、このランプは火を一点に制御する最初期にもので、火をただ灯すのではなく、従わせるものとしての形でした。 テラコッタ製。
France Verre Bourguignon 18th century
¥33,000
18世紀後半、フランスのグラス。 ブルギニョン(Bourguignon)と一般的に呼ばれる、18世紀のフランスで、広く普及していたグラスです。ブルゴーニュワインを飲んでいたからそう呼ばれるという説もありますが、実際にはなぜブルギニョンと呼ばれているかはわかっていません(当時は大きさ別にわかれていたわけでもありません)。 フットは縁を折りたたんだフォールディドフットとなっており、全体のバランス感の美しさがあるグラスです。 形状的に、直接的にはドイツ系からの影響によるものです。当時のフランスのドリンキンググラスは、イギリス系とドイツ・ボヘミア系の系統に多く分類されます。 18世紀末のクリスタルガラスの開発によりそのスタイルは一変し、この手のグラスは製造されなくなっていきました。
Netherlands opaque twist glass c1760
¥33,000
1760年代~1780年頃のオランダのグラス。 白色のガラスをステムにツイスト状に入れたオペークツイストグラス(Opaque twist glass)。 もともとイギリスで流行したもので、ヴェネチアンガラス由来のレースガラスを、ロココの時代にステムにデザインしたグラスです。その影響で南ネーデルラント(オランダ・ベルギー)でも特に製造されました。このグラスも南オランダで作られたグラスで、2種のツイストを使用したダブルシリーズオペークツイスト(DSOT)です内側に2スパイラル、外8本の細い線を組み合わせた2スパイラルのつくりとなっています。18世紀ツイストガラスはシンプルですが、口がトランペット型になっており、とても趣のあるグラスです。 クリスタルガラスではございません。
Fraureuth "Putte mit Blumen auf Sockel" figurine 1923
¥88,000
ドイツの窯、Fraureuth(フラウロイト)のフィギュリン「台座の上で花を持つプットー」。 釉下彩のこの時代らしい色合い、そしてアールデコの幾何学的な表現、そしてなにより花束を重そうに持つプットーの姿と、その表情。 デコらしいデザイン性や色合いはこの時代らしいつくりですが、なによりもこの姿勢と表情が独特です。古典的だと花束は豊穣や幸福感的な意味合いが強く、プットーは無邪気でその花束で戯れるような形で表現されますが、その真逆で、花束は非常に重たいもののように表現され、それを持つプットーの表情は無表情に近いです。 1920年代という時代背景を考えれば、第一次世界大戦直後、敗戦国となったドイツ社会において、新即物主義(Neue Sachlichkeit)が流行した時期です。それまでのような誇張された感情表現や理想化された人間像が忌避され、感情の抑制、冷静で即物的な表現が重視されました。この人形の姿勢や表情も、そうした同時代的感覚を色濃く反映したものと考えられます。 フラウロイトは一時期はドイツでもトップクラスの大手磁器工房にもなり、芸術部門も備えていました。デザイナーからの下請けで作ることもありましたが、この人形はフラウロイトの自社デザインによるお品です。
Sèvres "fleurettes" bowl 1804
¥110,000
セーヴルの英絵ボウル。 セーヴルの記録として「fleurettes」と記されたサーヴィスで、1805年8月14日、ヘントのブランケール氏が購入したモデルとして特定されています。ただ、デザインは不明ですが、同じ名称「fleurettes」サーヴィスで1804年6月29日にヴーヴ・リシャール婦人が購入しており、こちらの可能性も捨てきれないかもしれません。ただ少なくともデザイン的にはブランケール氏のほうは特定されています。
François Labat silver Bonbonnière c1900
¥121,000
SOLD OUT
フランス、François Labat工房の銀製ボンボニエール。 アイリス(アヤメ)をモチーフにアール・ヌーヴォーの影響を受けたデザインの大振りなボンボニエール。 この工房の刻印は1897年1月19日に登録され、1920年1月23日まで使用されていました。 パリのモンモランシー通り43番地にあった工房です。
J. & L. LOBMEYR "MARIA THERESIA" glass 1910
¥66,000
SOLD OUT
オーストリアのガラスブランド、ロブマイヤーのグラス。 1910年にシュテファン・ラートによってデザインされた、ドリンキングセットNo.206「Maria Theresia」(マリア・テレジア)のグラスです。その名の通り18世紀半ばのマリア・テレジアの時代に流行したシレジアやボヘミアのガラスを再現したモデルです。複雑で美しいキレのあるカット装飾に、繊細なバロック様式のエングレーヴィング技術を施したグラスです。カットとエングレーヴィング装飾の相乗効果で非常に美しく見えるのが特徴です。 リキュールサイズ。 残り1客です。